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WebP変換の適切なタイミングについて
Web 画像データを WebP や AVIF などの次世代画像フォーマットにすると、同じ画質でもそのデータ量を大幅に削減できる。AWS などの海外クラウドサービスではデータ送信料金を削減でき、ユーザーの通信負担も軽くなる。その効果は小さくない。
しかし、将来的には次世代画像フォーマットの全面移行もあるだろうが、従来フォーマット(JPEG・PNG・GIF)はその活躍期間が長すぎた。供給側のスキルやシステム仕様がすぐには追いつかないし、次世代画像フォーマット自体への信頼感の醸成(WebP や AVIF は本当に次の標準になるのか?)にもまだ当面の時間を要すると考える。
したがって当面の間は、元画像は従来フォーマット(JPEG・PNG・GIF)で供給しつつ、次世代フォーマットへの変換は配信目的に留まる体制が続くと踏んでいる。
この記事では次世代画像フォーマットの代表を仮に WebP とし、従来フォーマットの画像をどのタイミングで WebP に変換するのがよいか論じてみたい。